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第8期早稲田環境塾第3講「看空追影―探鳥を現代に問う―」(全4回)のご案内

第8期早稲田環境塾 「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第3講座「看空追影―探鳥を現代に問う―」 概要: 文化としての環境日本学を目指し、「上質な人生とシンプルライフとはなにか」を考え実践する早稲田環境塾第8期は、第1講「ジャーナリズムとリテラシーへの対話」、第2講「企業の現場から」に続き、第3講を「看空追影―探鳥と現代に問う―」を課題に4月22日(水)から開講します。 中西悟堂(日本野鳥の会)、山階芳麿(日本鳥類保護連盟)ら先駆者によって拓かれた「文化・環境としての野鳥」への視点と認識を深めることにより、第8期早稲田環境塾の全体テーマへの手掛かりを見出すよう試みます。 東日本大震災以降、心のあり方への関心がかつてなく高まり、日本人の意識の変化をうかがわせています。このような社会現象と通底しているのではないかと思わる事柄として、 例えば日本野鳥の会の「ツバメキャンペーン」(2013年)に多くの、とりわけ若い女性が加わりました。同会のロゴマークをあしらった携帯長靴は空前の売れ行きを続けています。 文化・環境としての野鳥への気付き、認識を深めようと日本野鳥の会(1934年設立)の機関紙「野鳥」は過去さまざまな特集を組んでいます。 「宮沢賢治と鳥」(NO560) 「象徴としての鳥―古代エジプトの鳥たち」(NO679) 「聖フランチェスコと道元禅師」―偉大な自然思想家たち(N691) 人と生物のかかわりを生物文化史としてとらえるならば、「文化としての野鳥」の存在がこれほど日本人の心に迫った時はなかったでしょう。 このような社会の反応を裏付けに、「野鳥に託す文化としての環境思想」を考えます。大学での2度の講座とフィールドでの観察会、参加者によるシンポジウムの4部構成です。   プログラム: 第1回(4月22日水曜日) 「探鳥源流への旅―中西悟堂の心・自然、人文科学の互譲の精神―」 講師 滑志田 隆先生(駒場東邦中学校生物部元部員、日本山岳会会員、元毎日新聞社会部記者) 場所:早稲田大学西早稲田キャンパス19号館309号室 時間:18時30分~20時ごろ   第2回(5月14日木曜日) 「スズメの少子化、カラスのいじめ」 講師 安西英明先生(公益財団法人日本野鳥の会主席研究員) 場所:早稲田大学西早稲田キャンパス19号館310号室 時間:18時30分~20時ごろ   第3回(5月23日土曜日) 「湘南タゲリ米プロジェクト―探鳥・生態系観察会―(神奈川県茅ヶ崎市)」 講師 鈴木國臣先生(農家、三翠会代表) 樋口公平先生(日本野鳥の会神奈川支部 幹事、三翠会 湘南タゲリ米プロジェクトリーダー) ※神奈川県茅ヶ崎市寒川に位置する、渡り鳥タゲリの越冬地である水田の保護活動をやっていらっしゃる三翠会の方にお話を伺いながら、探鳥観察会を行います。探鳥観察会を通して都市近郊での生きている命を体感していただき、湘南タゲリ米プロジェクトのお話(生態系保護活動、タゲリ米流通、米焼酎生産、地元農家との協働)の予定です。 参考URL: http://sannsuikai.eco.to/pc/ 場所:神奈川県茅ヶ崎市寒川近郊 行程: 午前10時 相模線香川駅集合(JR東海道線茅ヶ崎駅から電車で7分) … 続きを読む

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2015年2月14日(土)「水と森にかこまれた環境創造の場・アサヒビール神奈川工場」(第8期早稲田環境塾第2講第3回)のご案内

第8期早稲田環境塾 全体テーマ「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第2講座「企業の現場から」 第3回「水と森にかこまれた環境創造の場・アサヒビール神奈川工場」 1.水と森にかこまれた環境創造の場・アサヒビール神奈川工場 概要: アサヒビール神奈川工場が位置する神奈川県南足柄市は「水」を基調にした町づくりに長年取り組んでおり、「全国水の郷百選」「全国水源の森百選」にも認定されている、水とは非常にかかわりの深い土地柄である。神奈川工場では2005年から南足柄市と協同で水源地保全活動を実施してきた。 豊かな水と森林にかこまれた21世紀の「環境創造工場」は建築家の安藤忠雄氏による設計で、2002年に竣工された。この神奈川工場を視察見学し、水資源の大切さを学ぶ。また、アサヒグループホールディングス総務法務部門・秋葉 哲さま、アサヒビール株式会社経営企画本部社会環境部・内田光喜さまにアサヒグループの環境戦略についてお話を伺う。 場内見学、そしてお話を伺ったあとはできたてのビールの試飲を計画している。プログラム終了後は場内併設のビール園で懇親会を予定。   日時:2月14日(土)   プログラム: 10:50 小田急線新松田駅集合 11:05 新松田駅→アサヒビール神奈川工場路線バス乗車 11:25 アサヒビール神奈川工場着 11:25~12:00 場内見学(アサヒビオガーデン/物産館/ショップなど) 12:10~12:40 「アサヒグループの環境戦略」 アサヒグループホールディングス総務法務部門 秋葉 哲さま アサヒビール株式会社経営企画本部社会環境部 内田光喜さま 12:40~13:40 工場見学(見学+ビール試飲) 13:45~15:45 アサヒビール園神奈川足柄店にて懇親会 80分限定飲み放題+焼肉&海鮮コース一人3,000円 ※工場見学後の試飲および懇親会に関して、未成年の飲酒は固く禁じます 16:00 アサヒビール神奈川工場→新松田駅路線バス乗車 16:20 新松田駅着、解散 参加費用: 学生無料 社会人1000円(別途、懇親会参加者は学生、社会人ともに+3,000円) 申込方法:2月9日(月)までに 1.懇親会の参加の有無 2.名前・所属 3.連絡先(e-mai) を明記の上、e-mail:wasedakankyojyuku☆gmail.comま たはFax:03-6779-5618までご連絡ください。 ※上記アドレスの☆を@マークに変えて、ご連絡ください。 場所: アサヒビール神奈川工場 … 続きを読む

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2015年1月23日(金) 「情報・ニュースを切り抜く力―キュレーション/クリッピング―」(第8期早稲田環境塾第2講第2回)のご案内

第8期早稲田環境塾 全体テーマ「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第2講座「企業の現場から」 第2回「情報・ニュースを切り抜く力―キュレーション/クリッピング―」(1月23日(金)16時~) 2.株式会社内外切抜通信社 概要: 誰しもが新聞・雑誌などの活字媒体の気になる記事を「切り抜く」作業をしたことがあるかと思います。「切り抜く」という「行為」は、記事を自 らの視点により選別し、編集する作業です。切り抜く作業を通して、ニュースの読解力を磨くことで、メディアと対話し、リテラシーを鍛える一歩 となります。 いたずらに、「キュレーション」という言葉を使っていませんか? 昨今のWebメディアにおいて、簡単に「クリッピング」ができてしまいますが、その「クリッピング」した情報は本当にあなたにとって役に立つ情報でしょう か? 株式会社内外切抜通信社は1939年創業の情報産業の草分け的な企業です。日々様々なメディアから情報収集をしている老舗情報産業の現場か ら、現在のメディアの概況を聞くことで「切り抜く力」を養い、情報社会に溺れない方策を考えます。 開催日時:1月23日(金) プログラム: 16:00 毎日新聞社早稲田別館B1ホール(内外切抜通信社)にて開始 16:00~16:30「内外切抜通信社社内見学」 16:30~17:00「新聞雑誌の情報収集について」 17:00~17:30「新聞雑誌の記事の評価について」 10分休憩 17:40~18:10「WEBニュースの収集について」 移動 18:30~懇親会(参加費:2000円) 場所: 株式会社内外切抜通信社 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 毎日新聞社早稲田別館 アクセス: 東京メトロ副都心線西早稲田駅2番出口徒歩1分 西早稲田駅2番出口を出て、右に進み、交差点を渡る。フレッシュネスバーガー、セブンイレブンを右手に見ながら直進。郵便局の手前のビル「毎 日新聞社早稲田別館」 当日はB1のホールに直接お越しください。 東京メトロ東西線 高田馬場駅 7番出口 徒歩12分 JR・西武新宿線 … 続きを読む

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2015年1月9日(金) 「JR東日本管内101駅の資源ゴミが集まる現場を歩く―JR東日本の環境戦略 ―」(第8期早稲田環境塾第2講第1回)のご案内

第8期早稲田環境塾「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第2講座「企業の現場から」第1回(1月9日(金))「JR東日本管内101駅の資源ゴミが集まる現場を歩く―JR東日本の環境戦略 ―」 概要: 一日あたり延べ1668万人の利用者があるJR東日本では、列車内や駅より年間でおよそ3万8000千トンものごみが発生している。そのほとんど が、新聞・雑誌や空き缶、ペットボトルといったリサイクル可能な資源である。 平成22年10月1日に設立されたJR東日本東京資源循環センターでは、こうしたさまざまなごみを、年間で約1万7700トン、1日あたり約63 トン(アフリカ象10頭分)再資源化することができる。また、自治体より排出される一般廃棄物についても、併せて再資源化を行っている。 山手線をはじめとした東京都、千葉県、神奈川県川崎市などJR東日本管内101駅から資源ゴミが集まる中間処理施設の現場を歩きます。また、JR 東日本総合企画本部経営企画部 環境経営推進室の山本信也さんにJR東日本の環境戦略についてお話を伺う。 開催日時:1月9日(金) プログラム: 8:00 JR品川駅港南口(東口)1番バス乗り場集合 8:08 都営バス(品98甲) 大田市場行き乗車 8:40 「丸全昭和前」バス停下車 8:45 東京資源循環センター事業所到着 9:00~9:10 視察の事前説明 株式会社東日本環境アクセス・東京資源循環センター事業所所長 西木保人さま 9:10~9:20 センター案内ビデオ視聴 9:20~10:30 センター視察(参加者が多い場合班分けをして見学。1班10人を想定) 10:30~10:40 休憩 10:40~11:40 「JR東日本の環境戦略」 JR東日本総合企画本部経営企画部環境経営推進室 山本信也さま 11-40~12:00 質疑応答 12:00 プログラム終了 … 続きを読む

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年頭のご挨拶

霜天に満つの年明けです。さらに心の琴線を鍛え、文化としての環境日本学創成と実践へ「知情意」の三方向から努め続けましょう。 第8期塾 「希望への確かな歩み―上質な人生とシンプルライフへ」の第2講座「企業の現場から」は、第1回「JR東日本管内101駅の資源ゴミが集まる現場を歩く―JR東日本の環境戦略―」(1月9日金曜日、品川)、第2回「情報・ニュースを切り抜く力―キュレーション/クリッピング―」(1月23日金曜日、西早稲田)、第3回「 水と森にかこまれた環境創造の場・アサヒビール神奈川工場 」(2月14日土曜日、神奈川県足柄市)の各事業現場を訪ね、講義を含めて、企業の環境活動がイノベーション(技術、制度の刷新)により、どのように変化してきているかを学びます。社会の要請と法の規制に応じた企業イノベーションの現状を、現場に即して知るチャンスです。どなたでもご参加ください。詳細なスケジュールは、その都度、事前にお知らせします。 早稲田環境塾のフィールド、山形県・高畠は連日の降雪で和田集落では積雪1メートル余超し、身を没する豪雪になっています。雪の重さによるリンゴ、ラ・フランス、ブドウの枝折れ、裂け木を防ぐ除雪作業が、降り続く雪の中で続いています。台風と共に雪害は果樹農家への脅威です。日本列島の気象と農の営みの厳しさが痛感されます。青鬼クラブからの応援にご協力ください。 体の治療に専念されていた星寛治さんは、2月から青鬼サロンに加わります。「みなさんにご迷惑とご心配をかけ、申し訳ありませんでした。1日も早く活動に復帰します」 とのことです。 早稲田環境塾長 原剛  

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2014年12月24日(水) 堀潤先生「オープンジャーナリズム-情報へのパブリックアクセスを目指すリテラシーとは」(第8期早稲田環境塾第1講第4回)のご案内

第8期早稲田環境塾「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第1講座「ジャーナリズムとリテラシーへの対話」 第4回堀潤さん「オー プンジャーナリズム-情報へのパブリックアクセスを目指すリテラシーとは」 【講師】堀 潤(ほり じゅん)先生 ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」 代表。 1977年7月9日生まれ。兵庫県出身。立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001年NHKに入局。「ニュースウオッチ 9」 「Bizスポ」などの報道番 組を担当。2012年6月、市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げる。2013年4月1日付でNHKを退局。 【日時】2014年12月24日(水)18時30分~ 【場所】早稲田大学早稲田キャンパス19号館309号室(早稲田大学西早稲田ビル)〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-21-1 【プログラム内容】 18:30~19:30 堀潤さん講義 19:30~20:00 質疑応答 【費用】 学生無料、社会人第4回のみ1,000円 ※すでに第1講座参加費をお支払いになられた方は参加費はいりません。第4回のみ参加される方は1,000円 【申込み方法】 ①名前・所属 ②連絡先(e-mail)を e-mail: wasedakankyojyuku@gmail.comま たはFax: 03-6779-5618までご連絡ください。

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2014年12月17日(水) 舩橋 淳監督「“フタバから遠く離れて”―映像が語るコミュニティの分断」(第8期早稲田環境塾第1講第3回)のご案内

第8期早稲田環境塾「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第1講座「ジャーナリズムとリテラシーへの対話」 第3回「“フタバから遠く離れて”-映像が語るコミュニティの分断」 【講師】舩橋 淳(ふなはし あつし) 1974年大阪生まれ。映画作家。東京大学教養学部卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツで映画製作を学ぶ。処女作の16ミリ作品 『echoes』(2001)がアノネー国際映画祭で審査員特別賞・観客賞を受賞。第二作『Big River』(2006)はベルリン国際映画祭。釜山国際映画祭等でプレミア上映された。東日本大震災直後より。福島県双葉町とその住民の避難生活に密着取材したドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』(2012)は世界40ヶ国で上映され、2012年キネマ旬報文化映画ベストテン第7位。同スピンオフ 作品「放射能 Radioactive」は、仏Signes de Nuit国際映画祭でエドワード・スノーデン賞を受賞。近作は、震災の被害を受けた茨城県日立市で撮影した劇映画『桜並木の満開の下に』(2013)、小 津安二郎監督のドキュメンタリー「小津安二郎・没後50年 隠された視線」(2013年NHKで放映)など。現在、新作「フタバから遠く離れて 第二部」 が劇場公開中。 ホームページ: フタバから遠く離れて Nuclear Nation – official site ブログ: Deep In The Valley 舩橋淳の映画と批評 Twitter: @cowtown11211 【日時】2014年12月17日(水)18時~ ※映画上映があるため、通常より30分開始を早め、18時より開始いたします。 【場所】早稲田大学早稲田キャンパス19号館309号室(早稲田大学西早稲田ビル)〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-21-1 【プログラム内容】 18:00~19:40 『フタバから遠く離れて 第一部』上映 19:40~19:45 休憩 19:45~20:15 舩橋淳 監督講義 20:15~20:45 舩橋淳×原剛(早稲田大学名誉教授、早稲田環境塾塾長)対談 … 続きを読む

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12月10日(水)第8期第1講第2回(原剛先生)および第3回(映画監督・舩橋淳さん)、第4回(元NHKアナウンサー・堀潤さん)のお知らせ

第8期早稲田環境塾「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」が12月3日(水)、早稲田大学19号館309号室で開講しました。  第1講座「ジャーナリズムとリテラシーへの対話」の第1、2回は 「気張(けっぱ)れ!朝日 新聞」を共通課題に原剛塾長による朝日新聞論です。 毎日新聞社会部記者、デスクの35年の経験から「ジャーナリストにとり『東電吉田調書 誤報道』は他人事か」「新聞だけの誤報か」「何故、朝日は東大生を採用しなかったのか」「客観報道はありうるか」を課題に、雑誌、TV報道とはまったく異なる観点からの講義でした。 「酒中真あり」と恒例のシンポジウムは深夜まで続きました。 W.リップマンの『世論』の「環境・イメージ・行動の三角関係」を軸 に、互いに課題を関連させながら報道様式の改革を志す特別報道部についての講義でした。 第2回 は12月10日(水)「朝日新聞の反(脱)原発キャンペーンがもたらすもの」 がテーマで、午後6時半から同所で行います。 課題設定・提唱、キャンペーン報道への展開を分析し、社会への予想される影響を考えます。第8期塾 の共通課題「希望への確かな歩み」と直接に関連する講義です。 詳細は「第8期開開講のお知らせ」をご覧ください。 第3回(12月17日)は「“フタバから遠く離れて”-映像が語るコミュニティの分断」と題して、映画上映と舩橋 淳(ふなはし あつし) 監督による講義です。 映画上映があるため、通常より30分開始を早め、18時より開始いたします。 第4回「オープンジャーナリズム-情報へのパブリックアクセスを目指すリテラシーとは(仮題)」の日時も決定いたしました。 12月24日(水)、18時30 分に開催いたします。講師は元NHKアナウンサーの堀 潤(ほり じゅん)さんになります。 第3回、第4回の概要は日が近づきましたら、あらためてご案内いたします。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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早稲田環境塾の近況と環境日本学の展開

文化としての環境日本学の創成・実践を試みる早稲田環境塾は、2008年11月の1期塾から7年を経て、第8期塾を12月3日から開講します。塾を支えていただいている講師と塾生の皆さん、協賛企業、財団、早稲田大学に感謝しています。   早稲田環境塾の近況   第8期塾の開講 第8期塾の共通課題は「希望への確かな歩み―上質な人生とシンプルライフへ」です。早稲田環境塾の研究、実践の成果に基づき、世直しと上質な人生へ接近する手掛かりを得ることを目的とします。3・11以降の5~7期塾が課題とした「危機を克服する思想と実践」を継承し、より生活に近い多彩な課題にひきつけ、現場情報に学びます。明日に希望をつなぐ日本文化としての環境思想とは何か、を伝統と現状の交差点でとらえ、行動への動機づけを、と願っています。詳細は「開講のお知らせ」をご覧ください。   青鬼サロン・交流と情報発信 毎日新聞東京本社の毎日メディアカフェを拠点に、山形県高畠町のたかはた共生塾と早稲田環境塾が協働して発足した「たかはた共生プロジェクト」の「青鬼サロン」での有機無(減)農薬農法による農産物と地域情報の発信は文化としての環境日本学実践の例です。4月から毎月第三木曜日の終日、講演と交流の集いを開いています。 農民詩人星寛治講師の「東北詩情に浸る―星寛治の世界―」(第2回サロン 5月22日) 原塾長、薬師晃JR東日本広報部長らによる「イザベラ・バード『日本奥地紀行』へのタイムトラベル」(第3回サロン 6月19日)社会学者栗原彬講師の「書を以って、心を耕す-環境を全身で学ぶ栗原文庫」(第4回サロン 7月17日)の各講義録は、実費で頒布します。 連絡先は塾のホームページを参照して下さい。   青鬼農園初穫り蕎麦祭 8月7日に種をまいた青鬼農園(2000㎡)から蕎麦を初収穫(50%削り27キロ)、11月24日、高畠ゆうきの里さんさんで初打ち初賞味の会を盛大に催しました(別稿参照)。 青鬼農園は栗原立教大名誉教授の蔵書6万冊を収蔵する「たかはた文庫」に隣接、大学生の論文作成に充分応えることができます。農園は常時開放、晴耕雨読の実験場とします。 いま、何故高畠か。早稲田環境塾叢書『高畠学―農からの地域自治』〔藤原書店)をご覧ください。 「生態系サービス」の出版・監修 日本環境ジャーナリストの会は環境再生保全機構・地球環境基金の助成を受け、「生態系サービスと報道手法」の調査研究プロジェクトに早稲田環境塾と協働して取り組んできました。成果のとりまとめと出版・監修作業を進めています。年頭の出版(清水弘文堂書房)を予定しています。 生物多様性に関して塾は以下の3冊の研究報告書にまとめています。。「暮らしの現場から生物多様性を考える」(2010年) 「シマフクロウの森と海から明日の日本を構想する」(2011年) 「流域コモンズから3・11後の社会像を構想する」(2011年) 環境日本学の展開 破滅的な気象現象が連発し始めた地球温暖化への処し方を、私達自身のライフスタイルと経済社会のあり方に引きつけて考えてみましょう。その手掛かりとして2つの分子式の解を考えてください。 ①    物質的幸せ度=財/欲望(分母:欲望 分子:財) ②    人間活動が環境に及ぼす影響 I=P×A×T I=Environmental Impact( 環境への負荷) P=Population(人口、絶対数・増加数) A=Affluence(一人当たり消費量、所得、ライフスタイル) T=Technology(産業技術・社会のイノベーション) 先進工業国家と社会は②の「T」を刷新(innovation)することで「I」を減らそうと試みています。産業技術と社会システムのイノベーションは、その社会が培ってきた文化の規範性が個人と社会に共有されてこそ創造され、機能します。 東日本大震災と連動して原発のシビア事故を体験している私達、「文化」としての環境思想の可能性を原点から省察すべき時に到ったのではないでしょうか。それは、日本人とは何か、文化の普遍性と独自性の観点から、個人と社会のアイデンティティを確認することでもあります。これはたかはた共生プロジェクトの実験目的です。毎日新聞(2014年11月24日朝刊)は「水と緑の地球環境」のページの大部分を当て、「山形・高畠町で早稲田環境塾が合宿」と詳しく報道しました。   分子式①の解は物質的幸せ度を高めるために財を増やすか、欲望を減らすか、欲望の質を変えるかです。経済の成長(財の増加)に資源、環境、時間の制約がある以上、「文化」に根差す環境思想により、欲望(生活作法、生活流儀)の質を変えていくことが[I]を減らす現実的な道ではないでしょうか。それは分子式②の「T」と連結します。新たな需要と供給の創造につながります。 そのことを歴史的な必然と自覚し、実践に移しつつある日本人の意識の変化が、巨大な潮流を形成しつつあることを実感します。 「都道府県で唯一、スターバックスの店舗がない鳥取県の平井知事が「スタバはないけど、日本一のスナバ(鳥取砂丘)はある」と発言。一般的にはマイナスと思える要素を逆にアピールすることで注目され、県のイメージアップになった。平井知事はスタバ発言に反響があった背景に、「東日本大震災やリーマン・ショックなどがきっかけで、成長主義、発展主義の志向から自然や人間の絆などを基軸にした新しい価値体系ができ始めていた」と述べています(11月26日 毎日新聞朝刊「そこが聞きたい」)。 東電の吉田調書報道でつまずいたとはいえ、生活価値論にまで踏み込んだ朝日新聞の脱原発キャンペーンに注目しています。読者との戦いの一面を有します。また意表を衝き、成功した夏目漱石の『こゝろ』『三四郎』の100年ぶりの再連載は、オピニオン欄での社説と抱き合わせ編集がまた憎いですね。 社会意識変化の潮流に照準を合わせていると思います。 101年前の明治44年、漱石の和歌山での講演記録「現代日本の開化」を併せ読むことをお勧めします(ちくま文庫『夏目漱石全集10』、「青空文庫」http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/759_44901.html)。さすがは漱石、炯眼おそるべし。100年経った今でも日本人にとり笑うに笑えぬ自虐的傑作落語です。 (分子式①は日銀を経て、宮崎銀行頭取をつとめた井上信一さん、②は米国の人口学者ポール・アーリック氏の所論です。) … 続きを読む

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第8期早稲田環境塾 開講の知らせ

第8期早稲田環境塾を12月3日(水)から開始します。 環境日本学の創成を目指す早稲田環境塾は東日本大震災と原発事故後、「危機を克服する思想と実践(第5期~7期)」を課題に据えて開催し、今年度4月より環境日本学の実践と展開に関する地域プロジェクトを先行してきました。 山形県高畠町と東京・毎日新聞本社・毎日メディアカフェを結んだ「青鬼サロン」がその一例です。原発風評被害の克服のための情報発信に加え、文化としての「農業」を守り、それを支える「食」や「暮らし方」の追求を目的とした新しい都市と農村の提携を構築しています。   第8期の共通テーマは「希望への確かな歩み―上質な人生とシンプルライフへ」とします。<3・11と世直し>の課題を引き継ぎながら、暮らしの場から「希望のある明日へ」の行動を環境と社会の関連から試みます。学生、社会人の参加を歓迎します。 これまで延べ450人の学生・社会人・NGO・ジャーナリストが参加した早稲田環境塾は、大学の半期カリキュラムと同様に、一期につき15回の連続講義と合宿を行ってきましたが、第8期は文化としての環境日本学の創成を目指す塾是に従い、テーマごとに講義開催日時を設け、学生は各回参加費無料とします。 第1講座は、朝日新聞の原発誤報問題と東日本大震災の被災地報道の実態に基づき、雑誌メディアに溢れている朝日新聞批判とはまったく異なる視点から、ジャーナリズムへのリテラシーと可能性の道を示します。地震、津波、原発事故の連動を最大規模の環境破壊、文明史的環境事件として認識し、「時代転換の契機」でもあると考えます。皆様奮ってご参加ください。     第8期早稲田環境塾 全体テーマ「希望への確かな歩み-上質な人生とシンプルライフへ」 第1講座「ジャーナリズムとリテラシーへの対話」 第1回(12月3日)「気張(けっぱ)れ!朝日新聞 ①報道様式の改革を志す特別報道部へ」 東日本大震災 原発事故、吉田調書誤報との関連で、毎日新聞記者が朝日新聞論を試みます。 講師/原剛(はら たけし)毎日新聞客員編集員(社会部)、早大名誉教授・早稲田環境塾長   第2回(12月10日)「気張(けっぱ)れ!朝日新聞 ②脱原発・世直し報道へ」 講師/原剛(はら たけし)毎日新聞客員編集員(社会部)、早大名誉教授・早稲田環境塾長 ○毎日新聞朝刊への最近の原剛署名記事 ・「記者の目」(10月23日)「野生知と美学の人―経済学者故宇沢弘文氏のこと」、 ・連載企画「新日本の風景-磐梯山、天に架かる岩の梯子」(10月26日) ※早稲田環境塾は早稲田大学とブリジストン社によるW-BRIDGEの支援を受け、3・11以降のジャーナリズム報道内容の変化を、朝日新聞と岩手県紙を対象に、内外切抜通信社の協力を得て分析してきた(報告書「大震災・原発事故とジャーナリズム」2013年)。   第3回(12月17日)「“フタバから遠く離れて”-映像が語るコミュニティの分断」 突然、住む場所を追われて3年。原発避難の現実を描く。活字報道では決して伝わらない人々の声が突き刺さる映像から、現代メディアへのリテラシーに迫る 講師/舩橋淳(ふなはし あつし) 映画監督   第4回「オープンジャーナリズム-情報へのパブリックアクセスを目指すリテラシーとは」(日時調整中) パブリックアクセス実現に向けた発信者育成プロジェクトと新しいジャーナリズムの創出について 講師/調整中 日時 ①12月3日、②10日、③17日(各水曜日)、④調整中 18:00開場、18:30開始(講義:1時間半+質疑応答) 会場 早稲田大学西早稲田キャンパス 19号館3階309号教室 JR高田馬場から「早大正門前」行き「西早稲田」下車3分、 東京メトロ東西線「早稲田」から徒歩10分 費用 学生無料 社会人1講座(第1回~第4回)3000円 … 続きを読む

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