第10期早稲田環境塾塾生、早稲田環境塾の皆さんへ

第10期早稲田環境塾の第7講「女神舞う花の大滝」(福島県・三春町 31日)は、「文化としての環境日本学」の核心へ展開します。

生物学が証明する「不定根」による1000年余りの樹勢継承の証を、佐藤カメラマンの傑作写真を多用して証明します。桜を熱愛する花の民族・日本人が、なぜ自然破壊の国際的コンサベイション・ギャング、公害大国に堕したのか。環境省大井道夫元参事官の論究「虚妄の自然愛『日本人自然愛説』について」と原塾長のイエローストン国立公園への滞在記をテキストに解明します。三春町の臨済宗福聚寺住職、作家の玄侑宗久さんと原塾長のインタビュー「直観文化の粋」も交えて講義します。

第3シリーズ第2講「月の山に祈る」(山形県鶴岡市 6月7日)は、月山と出羽三山信仰が舞台です。山岳宗教、神道、仏教が習合した日本人独自のカミの概念、シンクレティズムの原点、「月山」を訪ねます。なぜ今山伏なのか、月山の山伏体験をたどり、日本文化の基層を成す宗教観(自然観)の原風景に迫ります。大日坊瀧水寺の真如海上人の即身仏(ミイラ仏)と加持祈祷により、明治元年の神仏分離令から149年、神仏習合の原風景の現場を、今なおまざまざと体験できます。「ここでは拝む対象は一つ。天照大神(神様)は大日如来(仏様)であり、八幡様(神様)は阿弥陀仏様(仏様)なのです」。(遠藤宥覚・大日坊瀧水寺貫主)。

すべての吹きの 寄するところ これ月山なり

「月山」の作家森敦はうめくように記しました
最終回の第3講「文化としての蛍の灯」(6月14日、山形県高畠町)は、早稲田環境塾のフィールドワークの現場です。有機無農薬農法と、生産者・消費者提携の原点である山形県高畠町を訪ねます。早稲田環境塾を母胎とする「青鬼クラブ」による原発風評被害克服の試みも紹介します。米沢藩に対する農民一揆の指導者高梨利右エ門を今も祀り、権力者たちが巨石に刻まれた一揆への酬恩碑を引き倒すたびに、集落の女性たちの毛髪で編んだ綱で引き立て直した農民たちの気概を、農業基本法農政を批判し、無農薬農法による田んぼへの蛍の復活を介してたどります。

10期塾第3シリーズは、3回の講義により文化としての環境日本学、の核心に迫ります。努めてご参加ください。

早稲田環境塾 塾長 原剛

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