2017年、初のメッセージ

2017年、初のメッセージを記します。早稲田環境学研究所・早稲田環境塾の活動は、早稲田大学と連携して昨春以降、多彩に展開しています。
早稲田環境学研究所と大学国際部が協働、イオン環境財団の助成を得て、新しい研究「Beyond the Diversity」を2016年6月から5年計画で始めました。生物多様性と社会との持続可能な関連を日本とアジアの社会、自然の特性を前提に考え、現場で実践するのが目的です。
既に昨年8月、精華、高麗、ハノイ、マラヤ、プノンペン、インドネシア、早稲田の学部学生74名が、世界自然遺産知床と根釧台地の標茶町、西別川・虹別コロカムイの会のフィールドに5日間合宿し、現場の実践者、研究者に学びました。
関連して10月6日から8日まで ベトナム・ハノイ大学の本校で250人の学生が参加し、同一テーマでフィールドワークと討論を展開しました。吉川成美、礒貝日月研究員が担当するプロジェクトです。
2016年10月7日から西早稲田キャンパスで、上廣倫理財団の冠講座「文化から環境を考える」も新たに開講しました。
2単位を取得できる後期の正規科目です。こちらも吉川、礒貝のコンビが中心で運営しています。
いずれも早稲田環境塾が10年間蓄積してきた知見を、学内とアジア各地に広く展開するのが目的です。高畠とシマフクロウプロジェクトがその実践面の支えとなっていることは言うまでもありません。

第10期塾はこれらの動向を講義に取り込みます。「文化としての環境日本学」を主題に、「原風景への旅」(全9講)と題して3月開講を考えています。これまでどおり西早稲田のキャンパス19号館309教室で水曜日午後6時半~8時半の予定です。
課題の取材は7年間に亘り、毎日新聞朝刊に全1頁で連載されてきた「新日本の風景」(2015年新聞協会賞受賞)(記事原剛・塾長、写真・佐藤充男塾生)を写真を多用した特製テキストに編集します。3・11東日本大震災・原発事故を視野に入れ、東北、北陸、関東の30カ所に日本の原風景「自然と人間の営み」を訪ねました。

環境意識を介して、日本文化と私たちのアイデンティティを探求し、閉塞社会に視界を拓きます。
10期塾は1月下旬から募集を始めます。
具体的な講義内容は塾生募集時にお知らせします。

早稲田環境塾塾長 原剛

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