2010年 ~開講にむけて~ 塾長の言葉

塾長・原剛

2010年6月28日
早稲田環境塾 塾長、早稲田大学特命教授・名誉教授 原 剛

早稲田環境塾は日本の地域、地球の明日を思い、持続する社会発展をめざし、現状を変革するために「行動するキイパーソン」の養成を志す。

早稲田環境塾の講座は、実社会のさまざまな環境問題に対して、大学、企業、自治体、NGO、ジャーナリズムの5セクターから参加している塾生が、知慧の交 流を図りながら具体的な問題解決策を設計、提案、実践していく、アジア太平洋研究センター独自の「トライアングル・メソッド」の視点で開講している。

早稲田環境塾は環境破壊と再生の、この半世紀の日本産業社会の体験に基づき、「過去の“進歩”を導いた諸理念をも超える革新的再興」を期し、日本文化の伝 統を礎に、近代化との整合をはかり、社会の持続可能な発展をめざす「環境日本学」( Environmental Japanology)の創成を志す。
この概念をもって、真の公害先進国としての体験、力量を有する日本人及び日本社会の自己確認(identity)を試み、日本の経験と成果を世界に発信するとともに、持続可能な国際社会への貢献を目指す。

早稲田環境塾はその目的を遂げるために次の手段を用い、それら相互間の実践的触媒となることを目指す。
① 環境問題に現場で取り組み、成果を挙げるために市民、企業、自治体、大学との協働の場を設定
② その過程、成果を広く世間に伝え、国民・市民意識を改革するメディアの擁護(advocacy)、課題設定(agenda setting)及びキャンペーン報道(campaign)への協働
③ アカデミアによる1 , 2の体系化、理論の場の創造

早稲田環境塾は、「環境」を自然、人間、文化の三要素の統合体として認識し、環境と調和した社会発展の原型を地域社会から探求する。
あごをひいて、暮らしの足元を直視し、現場を踏み、実践に学ぶ。地域社会は住民、自治体、企業から成る。地域からの協働により、気候変動枠組み条約をはじめ、さ迷える国際環境レジームに実践の魂を入れよう。

この目的のために、早稲田環境塾は早稲田大学大学院アジア太平洋研究センター、W-BRIDGE、日本環境ジャーナリストの会、全国水源の里連絡協議会、 森林塾青水、JR 東日本、電源開発(Jパワー)、佐川急便、ライオンなど企業と協働する。同志の参加を早稲田大学に限らず、各界に広く求める。
塾の成果報告書を刊行、英文と中国語に訳し、アジアを主に世界の環境キイパーソン、組織に発信する。

日程など

  • 期間:2010年5月20日~7月22日・9月9日~12月9日
  • 場所:早稲田大学大学院アジア太平洋研究センター 309号室
  • 日時:木曜日 午後6時30分~8時30分の間講義・対談・討論
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